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久しぶりに連絡を取り合って飲む事にした。それぞれ仕事も趣味も日常も状況も違う。いつものメンバーに声を掛けたら一人は欠席。それも仕方ない。いつもの事で。

状況を鑑みて少しばかり遠慮していたのだが、どうやら今回は集まれるだけのモチベーションと軍資金はあったようで、意外とスンナリと約束に取り付ける事が出来た。

待ち合わせ時間も流動的でいい加減。それぞれバラバラに、自由に落ち合って待ち合わせた。

共通に話題にしても時事問題にしても、もしかしたら内容なんてそれほど関係無いんじゃないかと思う。自発的にこういう機会を作って定期的に集まれる人間がいる事が幸せなのであって、何を話したかなんてそれほど重要じゃ無いのかもしれない。

思えば学生時代からの仲であり、一時期はそれぞれ理由も無く疎遠になった時期もあった。もちろん理由があったりもしたけれど。そんな友達同士で今でも顔を合わせる事が出来るのが非常に貴重であり、素直に楽しいなと思う。

責任無く遊び歩いていた時期だってそれぞれある。だが今はそれぞれが仕事を抱えて生きている。食べて行くには仕方の無い事なのだ。

愚痴を言い合うだけの仲とも違う。毎回同じような話をしているのかもしれないが、それはそれでマンネリと言うよりも水戸黄門の印籠のような期待感もある。音楽で言えばグルーヴのような心地良さだ。

飲む回数も減って来たせいか、自分もみんなもそれほど食べられなくなったねと言いながら、それぞれ酒は一杯ずつでデザートが食べに行きたいとおっしゃる。酔い覚ましに歩きながらファミレスなんぞにしけこむ事にした。

俺もみんなに会うのは久しぶりだし、色々と溜まった話題を小出しにしながらもそれぞれの話も聞く。それが楽しい。くだらない時間かも知れないけれど、それがとても大事だと思う。

俺の舌もいつも以上に良く回っていた。夢中になってしゃべっていて、ふと気づく。

「それでさーw

…。

www」

普段の仕事のせいか、目の前の友人たちは白河夜船でうつらうつら。きっと疲れていたり充実していたりするのだろう。俺の話が良い子守唄になっているのかもしれない。

「そろそろ帰るかw」

ほのぼのとした気持ちを抱えながら会計を済ませて、それぞれを見送った。昔に比べたら頻度も低いし時間も短いけど、休日夜だしこれもまたアリだよねw

それにしても子供みたいで面白かった。みんな歳取ってるんだなあとしみじみ思いながら家路についた。
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1987/01/14
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自己紹介:
夢人に付き合わされた哀れな若輩者
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