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完全フィクション
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モニター越しに微笑んでいるであろう女神と出会った。

彼女の作品のひとつひとつが尊敬に値するものであり

多彩な分野で遺憾なく才能を発揮している。

彼女の紡ぎ出す全てが僕の心を満たしてくれる。

それはまるで手を伸ばしても届かない光のようで

それでいて確実に僕を照らしていてくれる。

彼女の作品に触れるたび幸せに包まれる。

出来ることなら彼女自身に触れ一緒に生きて行きたい。

だけどそれは空想に近いものだとわかっている。

それでも自分は少しでも彼女の元に近づきたい。

そのためにも今はただ前に進んでいこう。

女神の元に横たわるその日まで。
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自分の限界に気付いた時に

世界は暗転するどころか指標を示してくれる。

自分の出来ることと出来ないことを理解するべきだ。

もう僕にはそんなに時間は残されていない。

だからこそ人の全てを愛し、憎み、接する。

それは実に人間らしく、幼稚で、気持ちの良いものだ。

新しい刺激に突付かれた喪失感が、面積を増す。

暗闇の中で決して触れない星空のような尊さ。

もう少し先に行けば、景色も変わるかもしれない。

その時まだ同じ道を歩いていたとしても。
「あなたも順番待ちですか。」

 ひとりの男が話しかけてきた。無言でうなづく。 

「もう私三回目なんですよ、人間になるの。毎回苦労しますけど、
思い返すとつらい方が楽しかったりするんですよね。」 

その言葉をとって、口を開いた。

 「俺、人間は初めてなんです。今まで草食動物ばっかりで・・・。」 

自分の不安をごまかすかのように男につぶやく。
すると男は微笑みながら言った。

 「大丈夫ですよ。いろんな人がいますけど、あなたが心を
開きさえすれば、必ず力になってくれる人が出来ますから。
もちろん現在も人間界はたくさんの過ちを犯すものがいますけど、
自然界で弱肉強食を味わってきたあなたなら、大丈夫なはずです。」 

「そうですか・・・。」

 「失敗してもいいんですよ。経験の積み重ねが成功へと繋がるんですから。」 

出口が近づいてきたようで、段々と光が増してくる。
前のものたちは次々と出口に飛び込んでいく。
男が、別れのセリフの代わりであるかのように

 「向こうで関わりがあったらよろしくお願いしますね。
お互いわからないでしょうけど(笑)」 

「そういうもんなんですか?」

 「たまに自覚がある人もいるみたいですけど、
ほとんどのものがここでの記憶を忘れます。
でももし向こうであなたにあったら、何かしら
感じるものがあるかもしれません。」 

「そうですか・・・こちらこそよろしくお願いします。」 

出口が近づいてきた。俺の番だ。

 「またいつか、会いましょう。」 

「はい。」 

男に再会の言葉をかけられ、出口に飛び込んだ。
自分勝手な人間たちの

自分勝手な言い分を

自分勝手に聞き流し

自分勝手な妄想の中で

自分勝手に引き裂いてみれば

自分勝手に収まりがつくのだろうか

自分勝手に思いを巡らせる

トリハ トベル カタチ

ヒトハ トベナイ カタチ


ダレカガ ソウ ウタッテイタ


ボクハ イキレナイ カタチ

ボクハ イキレナイ カタチ

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耕助
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1987/01/14
職業:
フリーター
趣味:
音楽鑑賞
自己紹介:
夢人に付き合わされた哀れな若輩者
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