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「座布団ぐしゃーw」

親戚の子供を預かった。

目の前で山積みされた座布団に突っ込んだ
風呂上りの子供。トランクスとTシャツで座布団にまみれる。

「おいおい、あんまりいたずらするんじゃないぞ。」

人の話を聞いているのかいないのか、ウフフアハハと
座布団にまみれながら笑っている。その姿がどうにも
可笑しくて、こちらまで笑ってしまう。ウフフ。アハハ。

「座布団の海なんです。すいません。」

「なんで謝ってるんだよwせっかく風呂入ったのに埃まみれになるぞ。」

ビシッ!と敬礼のポーズを取った子供。

「埃まみれじゃありません!座布団まみれです!」

「そこにこだわるのかよwほらほら片付けてやるからどいてろ。」

部屋の隅に逃げて、体育座りで座布団を俺が片付けているのを
何が楽しいのか、笑顔で眺めている。子憎たらしいなぁ・・・・w

俺は別段子供が好きではない。が、何故か子供に好かれる。
俺なんかよりもっともっと子供好きな奴なんていっぱいいるのに。
俺の両親にしろ、とある友達にしろ、子供を見るだけで顔が
笑顔に変わりくしゃっと潰れたようなにやけ顔で喜ぶ。

どちらかと言うと俺は特に強い父性本能?もなく、
寄って来ればかわいがるし、向こうが興味なければ
こちらも話しかけることもなく、普段通りに過ごす。

子供だって人間なんだから、いろんな奴がいるし、
ある程度の年齢の差は考慮するが、一人の人間として
接することにしている。だから子供にとってすれば
そんな俺の態度が自然体に見えるのかもしれない。

俺が座布団を片付け終わると、待ってましたとばかりに
座布団に飛び込む子供。勢い余って頭を壁にぶつける。

「大丈夫か?すごい音したぞ。」

覗き込むと、無表情のまま寝転んでいたが、俺の顔を
見るなりニタァと笑って、エヘヘヘヘヘと照れ笑い。
起き上がらず、片付けた座布団の上でもみくちゃになる。

「しょうがねぇなぁ・・・・w」

子供が興味なくなったところで片せばいいかと苦笑しながら、
なんだか可笑しくて転げまわる子供を眺め続けた。
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耕助
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1987/01/14
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フリーター
趣味:
音楽鑑賞
自己紹介:
夢人に付き合わされた哀れな若輩者
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