完全フィクション
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俺は背が高い。
だから大抵の女の子は自分よりも背が低くて、例えばヒールを履いていても、背が高いねと周りから羨ましがられていても、それをコンプレックスに持っていたとしても、雲散霧消。俺から見ればみんな『自分より背が低い女の子』になる。
ネット上でたまたま出会った…と言っても良い物かどうかわからないが、とにかく知り合った女性。しばらくの年月それだけで過ごし、たまにお互い忙しくなったりして疎遠になった事もあったけれど、とにもかくにも写真を交換する事になった。
正直言って、自分は容姿には自信が無い。だけど偽ったりしても後で困るのは自分だし、それこそ『ありのまま(笑)』の自分を見せる事にした。それでダメなら仕方が無いと思ったからだ。自分が悪い。
自分の写真も見せてもらい、自分の写真も見せた。彼女は可愛らしさもあり、美しさも感じられた。素直に相手を褒めたし、俺と言う人間が大丈夫かどうか確認を取った。恋愛ごっこのようなやり取りは以前からあったのだが、彼女が落胆しているんじゃないかと心配になったし、俗に言うイケメンじゃなくて申し訳無いなあと思うばかりだったからだ。
様々な意見を交わして、彼女と会う事になった。色々準備をしなければならなかったので、遅刻気味に待ち合わせ場所に現れた彼女は
写真よりもはるかに美しかった。
正直言って、写真の女の子本人に間違いは無い。それはわかる。目の前に現れた女の子は、見惚れる程に美しく、しばし言葉が出ない程だった。誰かに騙されているんじゃないかと思った程だ。
話し始めると、緊張している自分の心配をよそに、自分から良く話してくれた。後でそれは自分を気遣う思いやりから来るものだとわかったのだが、あっという間に距離が縮まった気がした。一緒にいて楽しいし、何よりも会話が続く。様々な人間関係のこじれにうんざりしていた自分だったが、これが最後の幸運なのかもしれないと、彼女に夢中になった。
住んでいる場所は離れていたから、強行軍で会いに行ったりした。彼女は故郷に帰らなければならない予定だったけど、自分の気持ちは伝えておかなければならないと、求婚して置いた。
彼女の帰郷にお互い涙したり、遠距離恋愛を経て、籍を入れる事が出来た。今彼女は隣で一緒にテレビを見ている。毎日訪れるこの時間は自分にとって本当に安らぎだし、幸せ以外の何物でも無い。
「私の事、まだ少しは好きなのかな?」
とよく聞いて来るけれど、君にはわからないだろう。今でも俺は君に毎日惚れ直している。世界に絶望していたはずの自分が、幸せを感じている。毎日が楽しい。
クルクルと表情が変わる、明るくて少しだけ背の高い女の子。
だから大抵の女の子は自分よりも背が低くて、例えばヒールを履いていても、背が高いねと周りから羨ましがられていても、それをコンプレックスに持っていたとしても、雲散霧消。俺から見ればみんな『自分より背が低い女の子』になる。
ネット上でたまたま出会った…と言っても良い物かどうかわからないが、とにかく知り合った女性。しばらくの年月それだけで過ごし、たまにお互い忙しくなったりして疎遠になった事もあったけれど、とにもかくにも写真を交換する事になった。
正直言って、自分は容姿には自信が無い。だけど偽ったりしても後で困るのは自分だし、それこそ『ありのまま(笑)』の自分を見せる事にした。それでダメなら仕方が無いと思ったからだ。自分が悪い。
自分の写真も見せてもらい、自分の写真も見せた。彼女は可愛らしさもあり、美しさも感じられた。素直に相手を褒めたし、俺と言う人間が大丈夫かどうか確認を取った。恋愛ごっこのようなやり取りは以前からあったのだが、彼女が落胆しているんじゃないかと心配になったし、俗に言うイケメンじゃなくて申し訳無いなあと思うばかりだったからだ。
様々な意見を交わして、彼女と会う事になった。色々準備をしなければならなかったので、遅刻気味に待ち合わせ場所に現れた彼女は
写真よりもはるかに美しかった。
正直言って、写真の女の子本人に間違いは無い。それはわかる。目の前に現れた女の子は、見惚れる程に美しく、しばし言葉が出ない程だった。誰かに騙されているんじゃないかと思った程だ。
話し始めると、緊張している自分の心配をよそに、自分から良く話してくれた。後でそれは自分を気遣う思いやりから来るものだとわかったのだが、あっという間に距離が縮まった気がした。一緒にいて楽しいし、何よりも会話が続く。様々な人間関係のこじれにうんざりしていた自分だったが、これが最後の幸運なのかもしれないと、彼女に夢中になった。
住んでいる場所は離れていたから、強行軍で会いに行ったりした。彼女は故郷に帰らなければならない予定だったけど、自分の気持ちは伝えておかなければならないと、求婚して置いた。
彼女の帰郷にお互い涙したり、遠距離恋愛を経て、籍を入れる事が出来た。今彼女は隣で一緒にテレビを見ている。毎日訪れるこの時間は自分にとって本当に安らぎだし、幸せ以外の何物でも無い。
「私の事、まだ少しは好きなのかな?」
とよく聞いて来るけれど、君にはわからないだろう。今でも俺は君に毎日惚れ直している。世界に絶望していたはずの自分が、幸せを感じている。毎日が楽しい。
クルクルと表情が変わる、明るくて少しだけ背の高い女の子。
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