完全フィクション
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屋上で灰皿の前に昼食を終えた男が二人喫煙中。
「いやーまいったよ。」
「どうした?」
「この前盛り上がっちゃって飲みすぎちゃってね。」
「良くあることだな。」
「んでまあ翌日残るのが嫌だったから二日酔いのドリンク買ったのよ。」
「妥当な手段だな。」
「まあ、いつもどおり飲み終わって深夜に帰って来て、飲んで寝たわけ。」
「ほうほう、それで?」
「次の日起きたらさ、具合悪いの。」
「二日酔いが勝ったんじゃないのか。」
「それがさ、何日経っても具合が悪い、何だか良くわからないけど身体がおかしいわけ。」
「風邪か?。」
「まあ俺もそう考えてね。総合病院に行ってみたわけさ。」
「とりあえず調べてみないとな。」
「そしたら見事に肝臓が弱っているらしくて。」
「当然のなりゆきだな。でもたまになら仕方ないだろう。」
「それがよくよく話を聴いてみるとね、『ドリンク剤も飲んだんですが・・・。』なんて言ったら、それがどうやら悪かったらしいんだよ。」
「それはどうして?」
「『肝臓を無理矢理動かしてるようなもんだ』って言われちゃってさあ。」
「ああ、なるほど。」
「今煙草を吸ってる手前言うのもなんだけど、俺達は寿命と引き換えに楽しんでいるのかもしれないな。」
「それはそうだろうな。料理は身体に悪いものほど美味しいなんて言う言葉もあるぐらいだし。」
「どうせ酒も酔っ払っちゃったら味なんてわかりゃしないんだから程々にして楽しもうと思ったわけ。」
「普段あんまり飲まないんだろ?たまたま運が悪かったのもあるかもよ。」
「そうだね。とりあえずは大事に至らなかったんで良かったよ。」
「命あっての物種だからな。」
「おまえも気をつけた方がいいよ。」
「思いやりと実体験に基づいた忠告として受け止めておくよ。」
「酒強いからなあ・・・。」
「それが逆に怖くもあるんだけどね。いつか途中でスッパリ止めなきゃ行けない時が来るかもしれない。」
「それがバタッ!と倒れる時じゃないといいけどな。」
「今回の話を聴いて、少しは控えようと思ったよ。」
「長く楽しくやって行こう。」
「そうだな。肝に銘じておくよ。しかしドリンク剤も良し悪しなんだな。」
「元気な時は良いんだろうけど、弱ってる時は気をつけた方が良いかもね。」
「どんな薬にも副作用はあるって言うからな。」
「お互い美味しく酒も煙草もやりたいからな。」
人差し指を立ててニヤリと笑うと、どちらともなく笑い合って、二人の男は仕事に戻るのだった。
「いやーまいったよ。」
「どうした?」
「この前盛り上がっちゃって飲みすぎちゃってね。」
「良くあることだな。」
「んでまあ翌日残るのが嫌だったから二日酔いのドリンク買ったのよ。」
「妥当な手段だな。」
「まあ、いつもどおり飲み終わって深夜に帰って来て、飲んで寝たわけ。」
「ほうほう、それで?」
「次の日起きたらさ、具合悪いの。」
「二日酔いが勝ったんじゃないのか。」
「それがさ、何日経っても具合が悪い、何だか良くわからないけど身体がおかしいわけ。」
「風邪か?。」
「まあ俺もそう考えてね。総合病院に行ってみたわけさ。」
「とりあえず調べてみないとな。」
「そしたら見事に肝臓が弱っているらしくて。」
「当然のなりゆきだな。でもたまになら仕方ないだろう。」
「それがよくよく話を聴いてみるとね、『ドリンク剤も飲んだんですが・・・。』なんて言ったら、それがどうやら悪かったらしいんだよ。」
「それはどうして?」
「『肝臓を無理矢理動かしてるようなもんだ』って言われちゃってさあ。」
「ああ、なるほど。」
「今煙草を吸ってる手前言うのもなんだけど、俺達は寿命と引き換えに楽しんでいるのかもしれないな。」
「それはそうだろうな。料理は身体に悪いものほど美味しいなんて言う言葉もあるぐらいだし。」
「どうせ酒も酔っ払っちゃったら味なんてわかりゃしないんだから程々にして楽しもうと思ったわけ。」
「普段あんまり飲まないんだろ?たまたま運が悪かったのもあるかもよ。」
「そうだね。とりあえずは大事に至らなかったんで良かったよ。」
「命あっての物種だからな。」
「おまえも気をつけた方がいいよ。」
「思いやりと実体験に基づいた忠告として受け止めておくよ。」
「酒強いからなあ・・・。」
「それが逆に怖くもあるんだけどね。いつか途中でスッパリ止めなきゃ行けない時が来るかもしれない。」
「それがバタッ!と倒れる時じゃないといいけどな。」
「今回の話を聴いて、少しは控えようと思ったよ。」
「長く楽しくやって行こう。」
「そうだな。肝に銘じておくよ。しかしドリンク剤も良し悪しなんだな。」
「元気な時は良いんだろうけど、弱ってる時は気をつけた方が良いかもね。」
「どんな薬にも副作用はあるって言うからな。」
「お互い美味しく酒も煙草もやりたいからな。」
人差し指を立ててニヤリと笑うと、どちらともなく笑い合って、二人の男は仕事に戻るのだった。
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