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「意味を考えても仕方が無い。自分の為生きているわけだし。」

何となく買ったペットボトルの烏龍茶を買って、一息つく。

この場所にやって来てずいぶん楽しませてもらった。
わけのわからないこだわりを持つものや変わり者もいて、楽しかった。

そろそろ旅立ちの時なのかもしれない。
所詮は井の中の蛙、一喜一憂する人たちには申し訳無いが、
この狭い場所でどうこう騒いだ所で自己満足、たかが知れている。

またこの場所にもどって来る事もあるだろうけど、
誰にも知らせず、たまにマイペースでいい。

どう足掻いた所で、私も、この場所に住む人々も凡人なのだ。
とても居心地の良い毎日を過ごさせてもらった。執着する必要は無い。
廃れてしまえばそこはそれ、運命と言うものなのだろう。

いつか戻って来た時に、栄えているか、廃れているかはわからない。
故郷がひとつ増えたのだと、特に感傷的になる事も無く振り返る。

出来る限り楽しんで、それでやりたい事はやって来た。
外野がうるさかったりもしたのかもしれないが、知らぬが花。
自分の為に動いているのに他人の評価を気にしても仕方が無い。

予定調和になってしまって、色々自分で試してみたけれど。
決して満足したわけでも、ここを見下している訳でもない。

ただ、ただ飽きた。同じ事の繰り返しをしても何の意味も持たないから。
あくまでも個人的主観ぶっちぎりの意見ではあるけどね。

また新しいものを求めて、流れさすらう。自分の血となり肉となり、
掛け合わせて、新しいものへと昇華していく。こだわるのもいいけれど
今はもう少し外の世界が見たくなったのだ。ただただ、自分の為だけに。

旅立ちは誰に断るでもなく一人でいい。別に馴れ合いでも無ければ
孤独でも無かった。そこにすれ違う人々がいただけだ。

「ありがとう。さようなら。」

何度この言葉を口にしただろう。消滅してしまった場所もあった。
今も残っていて、帰郷するかのように覗きに戻る事もある。
初めての場所は、とっくの昔に無くなってしまったな。

時代は移り変わり、人々の好みや流行りも移り変わっていく。
永遠なんてものが無いのだから、気まぐれに流れて行こう。

さらばこの地よ。願わくばくだらない快感に捉われず、
好きだからと言う一点のみで賑わう人々であることを願おう。

島国だからこその、区切りを見つけて。
さあ、帆を立てて新しい海原へと突き進もう。
また会おう親愛なる住民たちよ。
いつの日も変わらず元気でいる事を願う。
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耕助
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1987/01/14
職業:
フリーター
趣味:
音楽鑑賞
自己紹介:
夢人に付き合わされた哀れな若輩者
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