完全フィクション
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「わしの仕事か?サンタクロースだよ。
一応フィンランドに住んどる。
家族も300人ぐらいいてな。さすがに世界中を一晩、光の速さを使って
トナカイだちを急きたてても、わしひとりではおっつかんのじゃ。
何しろ移動は早くても良く眠る良い子供たちを起こしちゃいかんからな。
そーっと・・・そうじゃな・・・あんたの国に忍者っておったじゃろ。昔。
抜き足差し足忍び足・・・だったかな?
子供達の枕元にプレゼントを置いて来なきゃならん。
まさにMission:Impossibleじゃな。
それも1人や2人なんてもんじゃない。億単位じゃ。
終わるとさすがに足腰立たなくなるわい。
それでも、子供達の笑顔を見ればそれもすっ飛ぶ。
600年以上生きてられるのも、子供達の笑顔のおかげじゃな。」
「やーいやーい、コイツまだサンタクロース信じてるんだって~。」
「こっどもー!こっどもー!」
生徒達が騒いでいる。
「違うもん!お父さんとお母さんが言ってたもん!サンタクロースはいるもん!」
1人の子が泣きそうだ。昔見た光景だな・・・どれ、助けてやるか。
あらかじめ用意しておいた電報を手に、子供達の輪の中へ向かう。
「こらこら、ケンカはやめないか。」
「先生ー!コイツサンタクロースいるとか言ってるんだぜー!」
「いないよなー?w」
「違うもん!いるもん!」
「ああ、いるよ。」
『えっ!?』
「先生、サンタクロース信じてるの?」
「信じるも信じないも、いるんだから別におかしな事じゃないだろ。」
子供達の目の前で、電報を開く。
サンタクロースを中心に、サンタクロースの
家族達が並んで、雪の中集合写真を撮っている。
その下に英語と日本語で、私が子供の時に手紙を出した返事が書いてある。
しばし電報に目を奪われる子供達。
「先生、先生これ、どうしたの?」
「私が子供の時にサンタクロースに手紙を書いたんだよ。これはその返事。な、いるだろ?」
へー。と、目を輝かせる子供達。
「ね、いるでしょ!」
「本当だ。ごめんね。」
「まさかいるとは思わなかった。」
「毎年、Googleでもサンタクロースを追跡して、『今ここにいますよ!』って教えてくれるんだよ。先生の子供時代には無かった。便利な世の中になったね。」
すごーい、と声を揃えて子供達が目を輝かせる。
「ケンカせず、良い子にしてろよ。プレゼントもらえなくなるぞ。」
ハーイ、と元気に子供達は返事をした。
あんたのおかげで良い子に育つよ、サンタクロースさん。
一応フィンランドに住んどる。
家族も300人ぐらいいてな。さすがに世界中を一晩、光の速さを使って
トナカイだちを急きたてても、わしひとりではおっつかんのじゃ。
何しろ移動は早くても良く眠る良い子供たちを起こしちゃいかんからな。
そーっと・・・そうじゃな・・・あんたの国に忍者っておったじゃろ。昔。
抜き足差し足忍び足・・・だったかな?
子供達の枕元にプレゼントを置いて来なきゃならん。
まさにMission:Impossibleじゃな。
それも1人や2人なんてもんじゃない。億単位じゃ。
終わるとさすがに足腰立たなくなるわい。
それでも、子供達の笑顔を見ればそれもすっ飛ぶ。
600年以上生きてられるのも、子供達の笑顔のおかげじゃな。」
「やーいやーい、コイツまだサンタクロース信じてるんだって~。」
「こっどもー!こっどもー!」
生徒達が騒いでいる。
「違うもん!お父さんとお母さんが言ってたもん!サンタクロースはいるもん!」
1人の子が泣きそうだ。昔見た光景だな・・・どれ、助けてやるか。
あらかじめ用意しておいた電報を手に、子供達の輪の中へ向かう。
「こらこら、ケンカはやめないか。」
「先生ー!コイツサンタクロースいるとか言ってるんだぜー!」
「いないよなー?w」
「違うもん!いるもん!」
「ああ、いるよ。」
『えっ!?』
「先生、サンタクロース信じてるの?」
「信じるも信じないも、いるんだから別におかしな事じゃないだろ。」
子供達の目の前で、電報を開く。
サンタクロースを中心に、サンタクロースの
家族達が並んで、雪の中集合写真を撮っている。
その下に英語と日本語で、私が子供の時に手紙を出した返事が書いてある。
しばし電報に目を奪われる子供達。
「先生、先生これ、どうしたの?」
「私が子供の時にサンタクロースに手紙を書いたんだよ。これはその返事。な、いるだろ?」
へー。と、目を輝かせる子供達。
「ね、いるでしょ!」
「本当だ。ごめんね。」
「まさかいるとは思わなかった。」
「毎年、Googleでもサンタクロースを追跡して、『今ここにいますよ!』って教えてくれるんだよ。先生の子供時代には無かった。便利な世の中になったね。」
すごーい、と声を揃えて子供達が目を輝かせる。
「ケンカせず、良い子にしてろよ。プレゼントもらえなくなるぞ。」
ハーイ、と元気に子供達は返事をした。
あんたのおかげで良い子に育つよ、サンタクロースさん。
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