完全フィクション
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男の目の前にはリボルバー式の拳銃が用意されている。向かい側にもうひとりの男。2人はじっとにらみ合い、黙り込んでいる。
「・・・・ゲームを始めよう」
拳銃の側の男が口を開いた。向かいの男はバッグから大量の札束を出す。
「本当にこんなことでいいのか?」
向かいの男は、確かめるように言った。
「構わんさ。どうせあと1年の命らしいからな。」
拳銃の前の男は、弾丸を確かめると、自分のこめかみに当てた。
「・・・たった一回、こめかみに向けて引き金を引く。六発のうち、弾は五発。見事生きていればこの金は君のものだ。」
向かいの男が無表情で言った。
「あんたも暇人だねえ。・・・おっと、肝心なことを忘れてた。」
ポケットから何やら封筒を出すと、拳銃をこめかみに当てながら目の前に置いた。
「これがなきゃあんたが疑われちまうからな。いくら金持ちでも面倒はゴメンだろ?」
それを聞いた向かいの男は、首をすくめて言った。
「暇つぶしにはなるかもしれんがね。おもしろくはないだろうな。」
「ははは。アンタ本当におもしろいな。・・・あんまり引き伸ばすのもなんだし、そろそろ始めようか。」
電球がひとつ、机がひとつ。椅子がふたつに男がふたり。そんな暗くせまい部屋で、向かいの男を見据えると、男は何のためらいもなく引き金を引いた。
「・・・・ゲームを始めよう」
拳銃の側の男が口を開いた。向かいの男はバッグから大量の札束を出す。
「本当にこんなことでいいのか?」
向かいの男は、確かめるように言った。
「構わんさ。どうせあと1年の命らしいからな。」
拳銃の前の男は、弾丸を確かめると、自分のこめかみに当てた。
「・・・たった一回、こめかみに向けて引き金を引く。六発のうち、弾は五発。見事生きていればこの金は君のものだ。」
向かいの男が無表情で言った。
「あんたも暇人だねえ。・・・おっと、肝心なことを忘れてた。」
ポケットから何やら封筒を出すと、拳銃をこめかみに当てながら目の前に置いた。
「これがなきゃあんたが疑われちまうからな。いくら金持ちでも面倒はゴメンだろ?」
それを聞いた向かいの男は、首をすくめて言った。
「暇つぶしにはなるかもしれんがね。おもしろくはないだろうな。」
「ははは。アンタ本当におもしろいな。・・・あんまり引き伸ばすのもなんだし、そろそろ始めようか。」
電球がひとつ、机がひとつ。椅子がふたつに男がふたり。そんな暗くせまい部屋で、向かいの男を見据えると、男は何のためらいもなく引き金を引いた。
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