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美しき君は、かくも芸術のような線を紡ぎ
まるでそれは世界的絵画のような旋律を奏でる。

傍らに微笑めばそれはひと時の喜びとなり
その彩りはあまりにも甘美な囁きとなる。

ともすれば熱を上げて渦中に飛び込むべきだろうけど
愛しき人を救えなかった鎖が動きを許さない。

もしかしたらもう二度とまともに人を愛することすら出来ず
近づいた君を抱きとめることすら出来ないだろう。

時は経ちすぎた。

願わくば何の障害もなく君を愛せたら。
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僕の人生は誰のものでもないと言うのに
かけらを求めて魑魅魍魎がやってくる。

犯罪者は裁かれるべきであり被害者である僕に
どう裁かれようと文句は言えるはずもない。

いくら自分に他人に嘘をついてごまかしても
罪悪感の影は付きまとうばかりだろう。一生。
たとえそれが終わったものと変わらなくても。

終わらない裁きの始まりだ。
泣き叫び許しを請うがいい。
償うつもりがないのなら
それは永遠に終わらない。
うれしょんってすごい。

語感もさることながら、嬉し過ぎて
漏らしてしまうと言う犬の行動。
それこそどんだけだよ、と。

想像してみて下さい。

目の前にいる犬が嬉しさのあまり
尻尾振りながらジョバーなわけです。

ハッキリ言って自分には面白すぎて、
はじめてその言葉を知った時は本当に
腹がねじ切れて死ぬかと思いました。

嬉しすぎて漏らすこと自体は知っていたのですが、
言葉自体のインパクトが凄すぎる。うれしょんて。

結構普通に使われている言葉なのだろうか。
にやけ顔なしでは語れません。人間には出来ません。
いや、赤ちゃんには有り得るのだろうか。うれしょん。
彼がまた自殺を図った。

幸い、傷が浅かったが、今回は首。
手首ではないだけに、そんなに死にたいのかと
さすがに呆れ返ったが、どうやら何かを悟ったように
彼は今までよりもスッキリした顔で毎日を過ごしている。

死ぬ気がなくなったのかな?いろんな説得を
したけれど、彼には通じなかった。どこか私とは
思考回路が違うのかもしれないと悩んでいたけど
どうやら自分で立ち直れたみたいだ。

人を救うなんておこがましいことかもしれない。
けれどもやっぱり、死にそうな人を見たら力になりたくなる。
もちろん、力になろうとすればするほど、自分の無力さを
痛感して、こっちまで悩み過ぎて死にたくなるのだけれど。

きっとやっぱり他人にはわからない苦しみや考えがあって
その上で彼が何度も死のうとしたのだろうと思った。

それはそうだ。人それぞれ違うのだから、
総てが同じなわけではない。当たり前のことだけど。

最近の明るい顔を見ていると、良かったなぁと思う。
もう二度と死ぬ気なんて起こさないで欲しいものだ。
とてとて、にゃーお。

僕の家では猫が飼えない。

とてとて、にゃーお。

だけど家路に着く途中、野良猫が着いて来た。
首輪をしているから違うかもしれない。

とてとて、にゃーお。

だけど足元にまとわり着きながらついてくる。
どこまで着いてくるつもりなんだろう。

とてとて、にゃーお。

猫はかわいい。一方的に話しかけるときもある。
だけど決まって、気の合う猫は返事をする。

とてとて、にゃーお。

だけど何やらコイツは自分から話しかけてる気がする。
ごめんよ。本当にうちでは飼えないんだ。

とてとて、にゃーお。

うーん・・・・・。

とてとて、にゃーお。

にぼしでもあげてみるか。いや、そんなもの持ってない。
困り果てながら見つめ返していたが、やがて
野良猫とも飼い猫ともつかぬソイツは去って行った。

なんとなくさびしいような気もする。
だけどまぁこれで良かったのかも知れない。



その翌日も翌々日も、ソイツは現れた。
なんとなく親近感が沸いたので、話すことにした。
同じ場所でいつも別れる。今ではすっかりご近所様だ。
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耕助
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1987/01/14
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フリーター
趣味:
音楽鑑賞
自己紹介:
夢人に付き合わされた哀れな若輩者
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