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Iは某月某日、長期休暇と言うこともあり
Aに誘われて長距離ドライブへと向かった。
夕飯を食べ、(※この時点で当たり前のこと
ながら、Iは財布の中身の金額を把握している※)
 
Iは家まで送ってもらいAと別れた。
 
この時点でIはAの車に財布を忘れているのだが
気が抜けていたせいかこの時点では気づいていない。
 
就寝して朝を迎えるがIは昼までのんびりと過ごす。
そして再びAからの誘いの電話が入る。
 
Bが車を出して、Aが同乗してIを拾う。
Bの整体に付き合うことになったようだ。
Bが整体を受けている間、AとIはBの車中で待機。
 
ここでIが財布がないことに気付く。
家かAの車に忘れてきたであろうことをAに伝える。
Bが戻り、Iの家に向かうと、Iの家に財布はなかった。
 
他の場所に置く可能性もなく、Aの車のある駐車場へ。
(※ここでひとつ怪しい言動が。財布がない状況で
普段ならフリだけでも心配するようなAが、
何故か車ではなく乗り降りの時に落とした
のではないかと言う考えを述べている。
 
繰り返すように車中と家以外で落とした
可能性を指摘するAの不自然な言動に
Iは非常に違和感を覚えたそうだ。※)
 
Iの予想通りAの車中にて財布を見つける。
(※何故か財布を取りに行く時に、Aが
Iよりも先に行こうと焦るように
「俺が取ってくる」と言っていた。
 
しかし実際鍵を開けてもらい、
Iはすぐに自分で手に取った。
後部座席に無造作に置かれていたそうだ。

後ほどタイヤ圧まで確認するようなAが
何故後部座席の忘れ物を確認して
いなかったのかともIは思っていた。
 
Aの車中と言う事でIは安心しており、この
時点では財布の中の金額を確認していない。※)
 
この後夕食。IはAとBに迷惑をかけたと
夕飯代を奢ったそうだ。
 
(※支払い金額は確認して払っているが、
この時点でおかしいと思っていないIは、
財布の中の総額を確認していない。※)
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今回は諸君らに推理してもらおうと思う。

残念ながら正解は用意していないので
提示された情報から判断して、各々が
自分なりの回答を導き出して欲しい。

私が探偵だからと言って楽を
しようとしているわけではない。

今回の依頼者は当人としてIとする。
そして容疑者のA、関係者のBが登場人物だ。

肩の力を抜いてもらって構わない。
どうせ君たちの意見を私が聞くつもりもない。
なに、ちょっとした頭の体操だよ。

正解も用意されていないので
別段スルーしてもらっても構わない。

さて、それでは始めようか。
その手で、いつか子供を抱きしめるの?

その手で、誇りを持って仕事をこなせるの?

その手で、家族を守るの?

その手で、毎日を生きていけるの?

その手で、友と握手を交わすの?

胸を張って、生きていけるの?

加害者の人権を重んじて、

被害者の人権を軽んじる。

そんな子供でもわかるような理不尽をその手に

当たり前のように自分をごまかして生きていくの?

罪悪感をごまかしながら生きたところで

おまえが犯した罪は一生消えないんだよ。

被害者が加害者を許すことなんて出来るわけが無い。

周りの人間にはどうごまかしているのだろう。

犯罪者と理解しつつ傍にいるのなら大したものだけど。

状況証拠に囲まれた中で、勘違いだとでものたまっているのか。

加害者は被害者に何をされても文句は言えない。

望んで損害を与えていたのだから。

おまえは生かされているんだよ。

クズのまま生きて楽しいかい?

犯罪を犯したその身で満足のいく

生き方は出来ているかい?

出来ているのだとしたら、もうおまえは人間じゃない。

ゴミ以下の存在でしかないんだよ。
 「僕って死ぬべき人間なんじゃないかな」
 
「なんだよ突然」
 
「前々から思っていたことだよ。僕なんかに生きる価値は無いって。」
 
「なんでそんなことを言うんだ?」
 
「だってそうじゃないか。僕は理由無く人を傷つけたりなんかしないけど、誰かが僕のスイッチを入れてしまうんだ。僕は間違っているつもりは無いけど、いつも自分にそして周りに責められる。泣き寝入りしろって言うのかい?僕だって人を傷つけたくはないし、周りの人間を大切にしたい。だけど誰かの力になることも出来ないし、大切な人たちを守ったり救ったりすることも出来ない。そしていつのまにか裏切られて、騙されて・・・・。結果傷つけざるを得なくなる。」
 
「・・・・それは仕方の無いことじゃないか?」
 
「たったひとつのすれ違いや間違いで勘違いや誤解を生み、自分の本質とは大きくかけ離れた人間として捉えられてしまう。」
 
「誰でもそうだと思うよ。」
 
「もうそんな苦痛には耐えられないし、こんな小さなことで悩み続けているのも嫌なんだ。かと言って誰かにアドバイスをしてもらっても、それは本人の立場から見ている景色であって、僕に当てはまることじゃない。」
 
「人それぞれ違うからね。」
 
「本当の意味で同じ思いをした人にしか、死にたい気持ちなんてわからないんだよ。わかって欲しくも無いけど。それはとても苦しいから。」
 
「出来ることならそんな思いはしたくないな。」
 
「そんなことを考えている自分も嫌になる。全てを終わらせたくなるんだ。」
 
「俺個人は君に死んで欲しくないな。勝手な意見かもしれないが。」
 
「君の傍にいる価値なんて無い人間だよ。くだらない人間だ。」
 
「そんなことはないんじゃあないか?」
 
「死ぬことも出来ず、生きることも嫌になる。まるで人形のようだ。」
 
「死にたくないんだろう?」
 
「出来ることなら死にたくないけど、よく死にたくなる。」
 
「理解できないな」
 
「理解して欲しくないよ。周りの人間にこんな苦しい思いをさせたくない。」
 
「人間は悩む生き物だから、君が悩んでいると言うことが自体が生きている証だとは思う。戯言だけど。」
 
「何のために生きているのかわからない。」
 
「・・・・・。」
 
「それでも」
 
「?」
 
「それでも生きていかざるを得ない」
 誰がどうとか言う話を他人がしていても
その評価が自分にとってそうであるとは限らない。

良くも悪くもやはり人を判断するには実際に
自分が会って話してみるべきであって
その時点での人柄を見ればいいと思う。

もちろん悪人が良く見え、善人が悪く見えることもある。
長く深く付き合ってみて初めて本性を見抜いたり
変化していくことでその人の本質を垣間見ることが出来る。

そこには他人の評価なんて関係ないし
自分にとってどうであるかが重要なのだと思う。

完璧な人間なんていないからね。
もちろん他人の評価だって参考にするけれど
それが全てではない。自分と深い付き合いで
あればあるほど、自分にとっての良し悪しが重要になる。

それは身近な人間を大切に出来るかどうかと
同じ意味に直結するから。一番の判断材料。
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1987/01/14
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自己紹介:
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